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- 投稿 2016/11/07
- 健康

赤ちゃんが薬を飲まない。
「病院でもらった薬なのに、飲まないと、なかなか治らないじゃない・・・」
とイライラ、悲しくなってるママいませんか?
赤ちゃんの体のこと、薬のことなどまとめました。
ぜひ、続きを読んでみてくださいね。
赤ちゃんが薬を飲まない時
赤ちゃんが薬を飲まない、
月齢が小さくて、母乳の赤ちゃんなら、たいがい薬は嫌がります。
「薬飲んでくれない・・・・!!!」
とイライラして、泣きそうな思いをしてるママは多いです。
でも、自分だけじゃないので、まずは、そこは安心してくださいね。
で、、、、
その薬ですが、まず、
「飲む必要はありますか?」
風邪なら、薬は基本的に必要ありません。
風邪はウィルス性感染症ですが、薬は細菌に働きかけるもの。
風邪薬として処方される抗生剤では、風邪のウィルスを消すことはできないのです。
抗生剤は、
鼻水が出ているので、
咳が出ているので
と症状に対して処方されますが、症状は基本的に、ウィルスに対する免疫作用なので無理に止める必要はないことの方が多いです。
体の反応が正しく働いているので、咳が出る、鼻水が出る、それで菌を放出しています。
抗生物質を飲めば、作用して鼻水を止め、咳も止めますが、同時に、体の中の必要な(免疫力を司る)細菌類も壊します。
そのため、抗生剤の服用は、実は体の免疫力を下げてしまうことにつながります。
鼻水や咳はとめても、体の免疫力を下げるため、治りが悪かったり、風邪をひきやすい体にしていることも。
抗生剤を処方されると、整腸剤を一緒に処方されるのは、抗生剤が腸内環境を壊すから。
薬を飲むことにより、崩れた腸内環境を元どおりにするには、数ヶ月かかると言われています。
腸内環境は体の免疫力につながるため、抗生剤を安易に飲むのはおすすめしません。
多少の鼻水、咳なら様子を見ても良い場合も多いです。
とはいえ、気になるのが親心ですので、
アロマオイルを活用したり(咳にはユーカリラディアタ、発熱にはラベンダーの精油が赤ちゃんにも使えます)、
咳が出たときには、玉ねぎを切って枕元においたり、
鼻水が出るときは、鼻吸い機でこまめに吸ってあげると良いでしょう。
薬以外にも、ママができることはちゃんとありますよ。
赤ちゃんが薬を飲まないのでイライラするなら
薬を飲まないので、イライラするなら、
その薬が飲まないとダメなものなのかを確認しましょう。
飲まなくても治るなら、無理させなくても良いのでないでしょうか。
日本は抗生剤の処方が当たり前ですが、欧米諸国では風邪をひいたら「寝てれば治るよ」と抗生剤の処方はしない医師が多いです。
それは、抗生剤が風邪を治すという行為にならないことを認識しているから。
日本は「症状を早急に抑える」ことを患者も望むため、医者も抗生剤の処方を増やす、という悪循環になっています。
細菌性の感染症によるものでなければ、飲まなくても寝ていれば回復はします。
インフルエンザもウィルス性の感染症。
つまり、風邪ですね。
タミフルの服用をしているのは日本くらいなもので、こちらも基本的には寝て治せと指導されます。
イライラして、赤ちゃんに怒るくらいなら、
「お熱しんどいけど、治ったら、体は強くなるからね」
と様子を見て、熱や症状を出し切ってあげるのも、赤ちゃんのためになります。
まとめ
風邪がひくもので、一概に悪いものではありません。
赤ちゃんが発熱すると、不安になりますが、体を強くするためのギフトだと思って、見守ってあげるのも一つの方法。
症状を出し切り、乗り切った赤ちゃんは成長する度に丈夫になります。
不必要な薬にイライラせず、見極める目をつけてくださいね。