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- 投稿 2016/04/29
- 生活

小学校受験で、2人の子供を家庭学習のみで対策し、国立附属の小学校へ通わせています。
家庭学習のみで合格したという話を聞いたママさんに「どうやったの??」とよく聞かれるので、私の経験談をお話したいと思います。
TVドラマのような「お受験」とはかなり違いますが、それなりに結果の出た方法なので、よかったら参考になさってくださいね。
小学校受験家庭学習のみで合格できるか?
小学校受験を家庭学習のみで受験したい。
と考える人はどういう方か??
個人的な経験則なんですが、、、
- 公立でも良いが、いけるなら行けるといいなぁと考えている
- お子さんが結構しっかりしている(ドリル類などの勉強が好き、絵が好きなどで、特別に対策が不要な気がする)
- ママさん自身がそれなりに高学歴
などの特徴があるような気がします。
絶対合格というわけではないが(ただし、記念というほど軽くはない)、子供もそこそこ賢いので自宅のドリルで十分やっていけそう。
さらに、ママ自身も勉強は不得意ではないので教えてあげれる、対策を錬れるので、塾の必要性を感じない。
そのため、自宅学習でできないかと考える方は多いです。
私の場合ですが、娘2人が国立附属の小学校へ通っておりますが、、、
上の子は絵が好きで(絵画展では入選多数)、「◯◯ちゃんは本当にしっかりしてるね〜」と言われるタイプの子。
下の子はマイペースですが、ひらめき良く、姉と同じことをやろうとする負けん気があるタイプ。
上の子が小学校受験に向いていたので(絵が得意、ドリルなどの学習が好き)、小学校受験をするか悩み、受験を決意したのは受験4ヶ月前。
塾は迷いましたが、試しに問題集をやらせてみた感触から家庭学習のみでやれそうと判断し、模試のみで最後まで通いませんでした。
下の子は3月生まれで早生まれというハンデがあったので、受験対策は早めに開始し、1年半ほどかけました。
上の子ほど絵が得意ではなかったので、姉と一緒に絵画教室(受験向けではなく、自由に描く系)には年中から通い、自宅でも意識的に絵をかかせるなどもしました。
期間は違いますが、2人とも家庭学習のみで合格しています。
(一応関西で難関と言われる国立小学校です)
塾なしで小学校受験を考えた場合、まずは学校別の過去問や対策問題集を取り寄せて中身を確認すると良いでしょう。
そして、重要視すべきは、子供がその問題を解けるではなく、親が対策のカリキュラムを組めるか否かです。
過去問から問題の傾向をつかみ、子供の現状とすり合わせて、どういった進め方をとるのが良いかを、軌道修正はしながらでも大筋の道筋を立てられるのであれば、小学校受験は自宅でも十分できます。
文章で書くと難しい感じがしますが、要は問題集はどれを選んで、どんな風に進められるかを考えられればOKということ。
不安に感じるのであれば、塾の方が傾向は掴んでいますし、無駄がなく進められるので、通うのは価値があると思います。
小学校受験家庭学習の進め方
小学校受験は家庭学習のみで合格は可能だと思います。
私個人の経験もそうですが、入学してみると、まぁ少数派ですが、家庭学習組は数人はいます。
絵画教室、体操教室、塾掛け持ちしているママさんからは塾なしなんて「冗談言っているの?!」と思われるかもしれませんが、個人的にはなぜそんなに通わないとダメなのかなぁと思ったり・・・。
絵は絵画教室に行かなくても、基本的な絵の書き方をママ自身が教えてあげることもできます。
本もたくさんありますし。
小学校受験で合格するための絵の描き方 [ 湯原利枝 ] |
上の子は、ほっといても何時間でも絵を書くような子だったのでノータッチですが、下の子の時は、基本の絵の書き方は教えました。
絵画教室も行ってましたが、お遊びの要素も大きかったので、受験向けに。
下の子は対策期間が長かったのもあり、週に何度か声をかけて一緒に書いたりをしましたが、絵の対策はそれで十分。
小学校受験の家庭学習のメインといえば、ペーバー対策。
受験半年を切っていたり、時間がない場合は、学校別の過去問などからよく出る問題からやっていくと効率的に進められるでしょう。
上の子の場合、ドリル学習(ひらがなや計算など)はやっていましたが、受験用の問題は全くやっていなかったので、問題の形式を知るために、基礎的な問題集をやらせました。
奨学社のドリルは、全体を網羅するなら手頃だしおすすめです。
(ワークブックや基礎力判定テストなど)
その後、学校別の過去問から、より出やすい問題、さらに子供が苦手な分野の問題を重点的にやらせました。
分野別の問題については理英会のばっちりくんドリル、こぐま会のドリルが使いやすいです。
分野別にすると、問題に偏りが出るので、全体的な問題対応のため、奨学社のドリルもまた追加しました。(最レベなど)
上記のドリル学習は、コピーを取って、間違えた問題は繰り返しやらせました。
お話の記憶などの問題は子供は覚えてしまうのでこの分野は繰り返しは無意味ですが、他の問題は苦手だと何回も間違えることがあるので、繰り返し学習は大切だと感じました。
下の子の場合は、期間も長く、年齢のハンデもあるので早めに対策を立てました。
こぐま会のひとりでとっくん365を使うか悩みましたが、関西では理英会がおすすめということでばっちりくんドリルのセットから(HPでセット購入の場合は割引されます)始めました。
手頃なら奨学社のワークブッグも良いですが、サイズ的にコピーができないので、繰り返し学習する場合は上記の2つがおすすめです。
しかし、手をつけてみると、4歳3カ月には難しかったようで、出来ないどころか、問題の意味を理解するのも難しいのもたくさんありました(汗)。
間に合うかなぁと焦りましたが、焦りは封印し、問題の取り組みかたを変えました。
「年中の間は、受験問題の内容を知る、解き方を覚えるために問題集を使う」
ペーパーは、本格的に解けるようになるのは年長の春から秋で十分なので、年中など年齢が低いうちは解けなくて当たり前。
今のその子にあった問題をやり、出来ない問題は無理しないのが大切。
ママ自身がどんな問題が出るかを確認し、対策として日々どう教えるかを考える時期のため、遊びながら「楽しい」と子供自身が思ってやる時間を作る工夫をするように考えました。
数ならおはじき、図形なら積み木や折り紙で実際に切ったりなどして遊んであげると子供は喜びます。
力を入れすぎて、子供が「嫌だ」「楽しくない」を感じてしまうと、修正が大変です。
子供は体験として理解できると、問題としてやった場合でも子供の理解は早くなります。
上の子は受験対策期間が短くても、6歳過ぎという年齢、さらに事前にそういった遊びを多く取り入れていたこともあり、いきなり問題をやってもスムーズに出来たのだと思います。
早生まれだからと急ぐのは、逆効果(私自身のことですが・・・汗)。
1人経験があるので、受験問題の傾向はそれなりに頭には入ってましたが、上の子より受験に対する心構えが強くなっていたので、大事なことを忘れていたんですよね(汗)。
早い時期に問題集に取り組む場合、年長までは問題集はママの参考書として利用するようにしましょう。
その中から出来る問題があればやり、出来ないものは無理しない。
解き方を遊びの中に取り入れながらやり、徐々に範囲を増やしていく方法でも十分です。
そして、基礎を固めるのが何より大事。
焦らず、コツコツと地道にやっていく方が、焦って難しい問題集をやるよりもはるかに効果が上がります。
小学校受験家庭学習の時間はどれくらい必要?
小学校受験の家庭学習、我が家の場合、それなりに意識をして毎日時間を取ったのは、受験1カ月前。
この時期は、朝30分、幼稚園から帰ってから30分、夜30分、と1時間半はキープしました。
それまでは、年長で1日30分、年中の場合だと15分〜30分でしょうか。
家庭学習の平均時間は2時間〜と言われいているので、少なめですね。
(ただし、絵画などの対策は入れてないので、それも含めると平均的になるかも)
どんなに集中力のある子でも、机に座ってのペーパー対策は30分が限界です。
それ以降はどんどん集中力が落ちて、効率が悪くなります。
出来ないと、こちらもイライラ(これが一番しちゃいけないんですが)、子供も自信をなくすので、悪循環になります。
やるなら朝が一番良いですね。
我が子は夕方、夜は問題の正答率が悪くなるので、問題の解き方をおさらいしたり、面接の練習をしたり他のことをやったりしていました。
学習時間が少ない場合も、朝にやる習慣をつけるのがおすすめです。
同じ時間でも朝の脳の働きはかなり高いです。
働くママの場合、時間の確保は難しいですが、朝だけの対策で合格している方も多くいるので、短期集中出来れば効果は上がります。
まとめ
小学校受験、私は経験してよかったと思っています。
子供と向き合う時間が増えるので、一緒にいる時間、真剣に子供に対して考える時間が増えました。
こういったことがなかったら、ぼーっとしてたかも(笑)。
小学校受験は親のがんばりとはよく言われますが、家庭学習において自身でカリキュラムを組めるかどうか、が鍵だと思います。
そういったのが難しい場合は、塾を利用するのが良いです。
情報も豊富だし、効率的に進めることができますからね。
私の周り3、4ヶ月のみ塾に通って合格している方も多かったです。数ヶ月なら費用も抑えられるので、費用対効果としては悪くないと思います。
ご自身にあった方法で、親子で楽しめるのを選んでみると良いかも。